渡る世間は子グマばかり。
『渡る世間は鬼ばかり2017』を見てしまいました。
集中しては見ていないのですが、録画されていたものを、別のことをしながら、横目で見ていました。
このドラマ、最近は年に1回程度、特別番組としてやっていると思いますが、何と言うか、独特なドラマです。
高齢の方が、何回も同じことを言う。
過去のストーリーを忘れている人向けの説明口調の長セリフがある。
一部はリアルで、一部は第四の壁を強く意識させるような、通常は、完成度が低いように思われますが、その未完成さに、不思議と愛着が湧いてくる、そんな特徴を持ったドラマでした。
とは言え、これは未完成ではなく、演出の仕方が未完成に感じられる要素を持っているだけかもしれませんが。
嫁姑問題に悩んでいるお嫁さんは、ご覧の際はご注意ください。
今回は、一人のお嫁さんが、悪役となってしまいます。
ただ、お嫁さんが小姑に対して謝る場面で、さりげなく、お嫁さんが小姑の前で旦那さんの文句を言うなど、面白いシーンもあります。
なお、そういったことに対するツッコミはドラマ中にはないので、視聴者任せとなっています。
姑は、あれこれ文句を言いますが、文句を言っている人が愛着をもって滑稽に思えるようになっています。
現実でも、面倒な人をそんな風に可愛く思えると、いろいろと楽にはなるのかと思います。