クライシス。

肉球

先日、秋物の布団を出しましたが、思いのほか厚い。
布団を出したのは大変でしたが、昨夜は、暑くて夜中に目が覚め、この布団を脇に置いて、タオルケットで眠りました。
そのうち涼しくなると思うので、秋ものの布団は、そのとき、使うようにしましょう。

ところで、最近、テレビの録画で、『CRISIS(クライシス)公安機動捜査隊特捜班』という番組を最後まで見ました。
感想を少しだけ。

感触としては、「最初は良かったけど、途中からはイマイチ。」といった感じです。

話のテーマは、日本のスパイにあたる公安職員が主人公の話です。
もともと公安などの話は、好きでした。
話のメインも、いかに公安というものが日の目の見ないところで、思い切ったことをやっているかというところになっていたため、私の好みでした。

そんなアンダーグランドな主人公たちが、途中から、どこかの子供向けマンガアニメみたいに仲間意識を持ったり、上からの指示を平気で逆らったりしたりするのが、個人的にはマイナスでした。
この作品にもある程度は描かれていますが、そもそもスパイとは、自分の価値観や道徳観を犠牲にして、ギリギリのところでやっていく仕事なので、上からの指示というは、ある意味精神の支えとなりえます。
これを無視する行動を登場人物がとるのであれば、それなりの葛藤や経緯を描いてほしかったと思います。
多少は描かれてはいますが、少ないと感じました。
そうった葛藤などを描かないのであれば、公安内部の人たちは、主人公を含め、もっとドライな人たちとして描くべきだったかと思います。
途中から、似非ヒューマンドラマになってしまっています。

あとは、細かい設定が、粗いと思います。
超法規的な対応が許されるのであれば、もっと拳銃を使えばいいと思いますが、主人公たちは、自ら敵地に攻め込むときも、最初はコブシによる肉弾戦、途中から警棒を使用するという行動をとり、拳銃は使用しません。
こういったことでは、臨場感を感じられなくなってしまいます。

ただ、公安内の政治的なやり取りの内容は、見ていて面白かったです。
遠慮なく、「政治家は汚いよ」と、描かれています。

以上、感想でした。

肉球

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