ごめんなさい

最初に

うつ病などメンタル不良により自宅療養されている方(以降、療養者)のうち、同居もしくはそれに近いご家族などの方(以降、同居者)が、いらっしゃる場合もあると思います。
ここでは、このような療養者と同居者に向けた参考情報を記載しています。
このページへの導入のページ大丈夫!(小)うつ病などメンタル的な体調不良での自宅療養の方への参考情報をご覧になっていない場合は、まずはこちらをご覧いただければと思います。

適度に冷静にお互いの思いの情報交換をする

療養者は、同居者との付き合いに気になる点が出る場合があるかと思います。
例えば、
「怠けていると、相手は自分のことを思っているのではないか。」
と、療養者が思うこともあるかと思います。
はっきりとは思わなくても、なんとなく感じそう感じる、ということもあるでしょう。
その場合、その思いや予想が正解だろうと、不正解だろうと、まずはその気持ちをその相手に伝えられるといいです。
「したくてもできないことが辛い」
という思いもあるようであれば、その思いも相手に伝えられればと、そう思います。

同居者にも、同居者の都合があったり、ご家庭内の複雑な状況があったり、いろいろあると思いますが、この例のような場合、同居者に対してであれば、意思疎通は積極的に行った方が、基本的にはよいです。
とはいえ、この意思疎通も、できないときは、できないと思います。
勇気が必要な場合もあると思います。
もし、この意思疎通ができなくても、できない理由は、体調不良だからです。
意思が弱いからではありません。
そういうときは、その人に誰からか説明してもらうか、そういった関係の本(たくさん売られています)や、ネット記事(立派なサイトもたくさんあると思います。まずはそちらをおすすめしますが、最悪の場合、この記事でもよいです。)を同居者に見てもらうなどの方法もあります。

療養者が弱っていて、同居者が療養者を大切に思っていて、療養者も同居者から大切にされたい、と思っているのであれば、
同居者は療養者の話を何度もじっくり聞いてあげて、療養者を助けるように、そして回復の邪魔をしないようにしてあげてほしいと、思っています。

根は優しい方でも、日々の生活でずっと距離が近いと、優しい気持ちを行動に移すことを忘れてしまうこともあると思います。
ですので、同居者は、意識して、なるべくその自分の気持ちを、思い出してあげてほしいと思います。
同居者にも、いろいろ事情があると思います。
それでも、願わくは、同居者には、その気持ちを純粋なものにするために、過去の情報はとりあえず横に置いて、ゼロからの何かを発見をするような学習姿勢で、療養者の話を聞いてあげてほしいと思います。

もし、同居者も余裕がない状態であれば、療養者もできる限りで構いませんので、同居者の話しを聞いてあげましょう。

先ほどの例、
「怠けていると、相手は自分のことを思っているのではないか。」
と同居者が思うことの続きですが、
同居者が気になっていることは、
「療養者は、これができない。」
ではなく、
「療養者が、同居者と療養者自身のために、これをやってあげたい、やりたい。という気持ちを少しだけでも持っているかどうか。」
だけだったりします。
同居者は療養者に、責める気持ちもなく、罪悪感や劣等感を持ってほしいとも思っていない、ということです。

もちろん、療養者に会話する元気がないときは、何もせずに、ボーっとすることも必要です。
ただ、話しやすい雰囲気があって、この気持ちや思いは理解したい、理解してほしい、というところは、気軽に冷静に話し合えると嬉しいものです。
これは、療養者にとってもそうですし、同居者にとっても、近日の範囲内で比較的に療養者が元気なときに、そうしていただけたらと思います。

人間はみんな不完全なので、やりたいことは、うまくできないことが当然だったりします。
なので、近親者同士は協力し合います。
また、人間はみんな不完全なので、相手の状況もうまく理解できなく、自分の状況もうまく理解できなく、それをうまく伝えることもできなく、なので、近親者同士は何度も言葉を交わします。
使うのは、未完全な耳と、未完全な言葉です。
そのときの会話で伝え合えないなら、お互いに自分の考えを見つめ直して、無理のない範囲で、また会話しましょう。

地道に進めましょう。
願わくは、気楽に進めたいものです。

回復のための行動に邪魔なことをなるべく減らす

次のページキミには、ボクがただ怠けているように見えるかい?フッフッフ…いや、これは治療なのだよ。(小)うつ病などメンタル不調による自宅療養での具体的な過ごし方の参考情報では、比較的簡単だけど、精神的な健康への効果が大きい具体的な方法について、まとめています。
これを行うにあたり、何かやりづらい要因があり、工夫するとその影響が低減できるようであれば、それを行いたいところです。
例えば、以下などがあります。

  • 料理は手抜きにする。
  • 洗濯乾燥機などの便利家電を買う。
    (メンテナンスに手間が掛からないものがよいです。)
  • 負担が大きい家事は人にやってもらう。
  • 親戚付き合いを減らす。
    (同居者以外の干渉は、最低限必要なもの以外は避けたい場合が多いです。)

同居者の協力が必要な場面があるようでしたら、この辺を話し合っていただけたらと思います。

ごめんなさい

最終更新日2019年2月14日

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